東洋経済「都市データパック」編集部による「住みよさランキング2019」によると、全国1位に輝いたのは石川県白山市となっています。そして、上位100位までの中に富山県10市のうち8市がランクインしており、トップ10の中にも2市が入っています。住みよさランキングは人口当たりの病院数などで算出される安心度や、人口当たりの飲食店数などで算出される利便度など、4つの視点からのデータに基づいて評価されるものです。富山県は、この「住みよさランキング」の常連で、データとしても県の魅力が証明されていることがわかります。

このようなデータにあまり取り扱われないものの、手軽に行ける温泉がたくさんあるというところも魅力として挙げられます。温泉といえば、隣の岐阜県にある平湯温泉や下呂温泉、はたまた隣の石川県にある和倉温泉や加賀温泉郷などが知られています。富山県の場合は宇奈月温泉が有名ですが、それ以外にも氷見阿尾の浦温泉や小川温泉など、地元に住む人が気軽に湯治できる温泉がとても豊富です。また、富山県にはこのような程よい規模の天然温泉があちらこちらに湧き出ており、どの市町村に住居を構えていても思い立ったときにすぐに癒しの空間に移動することができます。

北陸地方は車社会であり、富山県も同じです。そのため、どの温泉地を訪れても駐車場は広く設けられていることが多く、都市部にありがちな温泉の駐車場に入るための渋滞に巻き込まれるようなことも少ないです。また、温泉の近くには道の駅などのお店があり、温泉のついでに新鮮な産直の野菜やお酒を購入できるといった魅力にもあふれています。